たげりの短冊

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ディー・レスタリ『珈琲の哲学』

『珈琲の哲学 ディー・レスタリ短編集 1995-2005』
読書で世界旅行 5冊目《インドネシア
2023年2月28日~3月2日

Slowlyという手紙を交換するアプリで出会った方に紹介して頂いたディー・レスタリの作品。彼女はほかにもMia ArsjadやLuna Torashynguについても教えてくれたけど、まぁ邦訳が無い!!!

もっとどうにかならないものなのか。

表題作の『珈琲の哲学』はコーヒーを飲みながら読むという楽しいことをした。私は普段チョコレートと一緒にコーヒーを飲むことが多いのだけれど、ピサンゴレン(バナナをココナッツオイルで揚げたお菓子らしい)と一緒にいつかコーヒーを飲んでみたいと思う。甘い感じなのかな。

本を読んだり、ドラマを観たりして、あまり知らない国の食べ物とか行事とかを知ってわくわくするために「読書で世界旅行」をしているところがある。

本の話に戻ろう。
この短篇集には『一切れのパウンドケーキ』などメタファーが多くて、それが何を意味するのか私にはわからない作品も多かった。ただ、愛と生殖を一緒くたにする今の結婚制度は違うよな、とは思った。作品の感想としてズレているけれど。

Slowlyは文通相手を作るアプリで、相手が遠くに住んでいれば遠くに住んでいるほど、手紙を送るのに時間がかかるのが特徴。手紙を送るにも、返事を書くにも急かされないところが私は好きです。女性の場合、男性から出会い目的の手紙を受け取ることも多いので、それが嫌である場合は、あらかじめ手紙を受け取る相手を女性のみに設定することをお勧めします。

それと私がもう一つ好きなのは各国の切手を集められること。その国の観光名所や行事がモチーフになっていることが多いです。