たげりの短冊

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Netflix すべての見えない光

インスタでタイトルぐらいは知ってるよーっていう程度の作品が映像化されていたので観ることにした。原作は『シェル・コレクター』などのアンソニー・ドーアによる同名小説。全4話。

まず、主人公のマリーが盲目という設定で、視覚に障害のある俳優/子役がキャスティングされていた(IMDbにまともな情報がなかったのでWiki調べだけど)ことはとても珍しいなと思った。けれども、マリーが盲目ということ自体が「炎の海」という劇中に出てくる宝石の美しさ/価値/迷信に惑わされない理由、それだけの為の設定みたいな気がして気に入らない。

それに、第2次世界大戦末期のフランス人とドイツ人の話なのに、仏人役の俳優たちはマーク・ラファロなど知っている限りは英語圏出身の俳優たちだし、独人役にドイツ/オーストリア/スイス出身の俳優を使っておいて英語をしゃべらせるのはいい加減に止めたらいいのにと思う。

それでもなんだか、こんな時にとは言ってみるけれど、いつだって世界のどこかでは大量虐殺や戦争が起こっているのに、そこから縁遠い場所/経験することのない場所からの眼差しが反映されているというか、綺麗すぎる物語と言うべきなのか、結局何を観てもモヤる。

Netflix版『西部戦線異状なし』も観なきゃな...

Netflixで配信中(2023年11月19日-24日)